日本式のナポリタン

日本式のナポリタン

西洋料理=フランス料理というイメージが強かった日本ですが、トマトケチャップを持ち込んだコックは、船乗りのコックや上海流れのコックなど、その経歴もレベルも一様ではありませんでした。明治初期の西洋料理店と言えば上流階級向けの店が主流でしたが、徐々に大衆向けとして洋食屋がたくさん出店するようになりました。当然ながら洋食屋のメニューは、上流階級向けのお店のメニューよりもグレードダウンされ、正式なフランス料理のレシピを簡略化されたものばかりだったのです。そして簡単に味付けが出来るトマトケチャップは、家庭を中心に人気となりました。フランス料理で使われるパスタのトマトソース和えを簡略化させるためにトマトケチャップを用いて作ったのが、日本式のナポリタンになった…ということは十分に考えられますよね。