最短で料理を提供する洋食店

最短で料理を提供する洋食店

『荒田西洋料理』には、芯が残るくらいの固さまで茹でるのが本式だと書かれています。昔の日本でもアルデンテの認識が全くなかったというわけではないのです。

 

大きなお店では、ピラフなどはまとめて作り置きしておいて、注文が入ったらフライパンであおって再加熱して提供し、リゾットの場合は水分を多めに入れて粘りのある状態で出せばよいという認識の下、調理が行われていました。リゾットやピラフは注文を受けてから作っていては20分以上、お客さんを待たせることになります。

 

パスタに関してもタイマーのついたパスタボイラーなんて便利なものがなかった時代だったので、仕込みの時点で大量に茹でておいて、注文が入ればフライパンにバターをひいて、茹で置きしておいたパスタを入れて、炒めるように加熱し出していました。注文を受けてからでは茹であがるまで大変ですし、人気店となればかなり忙しいことでしょう。こうすることで時間を短縮し、付け合わせのナポリテーヌも最短で提供することが可能となるのです。